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![]() #02 「銀色のジェット」 「結果的になんですけど、ムード歌謡調になったという 自信があるんです」(大滝) ![]() 「銀色のジェット」は、「雨のウェンズデイ」「Water Color」「ガラスの入江」「探偵物語」などの系譜に属する曲としては、最後に発表された作品です。井上鑑のウエットなストリングスも相まって、重厚でしっとりした名曲に仕上がっています。 ナイアガラ・フォロワーズで取り上げた、浜田省吾の「Midnight Flight」を聴くと、日本の空港が思い浮かべられる一方で、この「銀色のジェット」は、どことなく欧米の都市のエアポートをイメージさせる気もします。これは、受け手の偏見のせいなのか、作り手の音楽センスの違いによるものなのか、どちらなのでしょうか。(笑) このハイセンスさを感じさせるのは、ナイアガラ的引用の妙技も一因にあるようです。 「銀色のジェット」の下敷きソングを、一つだけ挙げるならば、ブライアン・ハイランドの「 STAY AND LOVE ME ALL SUMMER 」でしょうか。「滑走路ーからー離陸してーく 銀色の機影 迷ってた君の〜」あたりの、コード進行とメロディの抑揚のヒントに、この「STAY AND LOVE ME ALL SUMMER 」が、なっているようです。 「滑走路からー」というメロディで歌われる箇所にそれぞれ2回ずつ入る、ピアノの「ポロロロ ロン」と下るフレーズもまた、「STAY AND LOVE ME 〜」からヒントを得ているものと思われます。 ![]() 事実、「STAY AND LOVE ME ALL SUMMER 」を聴いていると、大滝さんの「バチェラー・ガール」を歌い出したくなるのです。 ひと粒で二度おいしいブライアン・ハイランド、というところでしょうか…。 ※画像はフィクションです。 |
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