「この線路の向こうには何があるの?」
寒い冬に「さらばシベリア鉄道」を聴いて思い浮かべる甘味に、“シベリア”があります。三角形のカステラの間にこしあん風味の水羊羹(ようかん)をはさんだ一品。これはパンなのか、ケーキなのか、はたまた和菓子なのか…。
このスイーツ“シベリア”の名前の由来については、諸説あるようです。『カステラの間の羊かんの部分が、白い氷原を走るシベリア鉄道のように見えるから』という説も、有力なのだとか。
東京のナイアガラ・ファンが、このシベリアを味わいたくなったら、やはり、『カナリヤのシベリア』でしょうか。
元浅草ではよく知られた下町のケーキ屋さん、カナリヤ。このお店のシベリアは、ケーキ屋ならではの軽ーいカステラと、甘さを抑えたみずみずしい羊かんのハーモニーが美味です。そして何といってもお店の名前が、ナイアガラ・ファンの心を誘うのです。
小雪の舞う寒い日には、「さらばシベリア鉄道」を聴きながら、ロシアン・ティーでも、いや、渋めの緑茶でもすすりながら、カナリヤのシベリアをいただいては、いかがでしょう。
●カナリヤ
東京都台東区元浅草3-7-5
都営大江戸線 新御徒町(しんおかちまち)駅から東へ徒歩3分
03-3844-1825
朝9時から夜7時まで営業
日曜日、祝日はお休み